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京大と不二製油が「大豆」の産学共同研究をスタート 企業動向
2015.03.25
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 国立大学法人京都大学と不二製油(株)は、2015年4月1日より18年3月31日までの3年間、産学共同講座<「不二製油」大豆ルネサンス講座>を創設する。同講座では「大豆の原点」に立ち戻り、大豆に関する研究の深堀を行なうことで、新しい加工方法、健康に良い成分の強化法などを開発し、「大豆ルネサンス」と呼ぶに相応しい革新的技術の確立をめざしていく。
 日本人にとって大豆は、豆腐や味噌・醤油の原料としてもなじみ深い素材だが、世界的に見ると大半が油脂や飼料にのみ利用されているという。近年、大豆には食品の中でも際だって健康機能に寄与する成分が含まれることがわかっており、また、今後不足が予想される食品たんぱく質の良質な資源としても注目を集めている。これらを踏まえて、大豆の“食”としての“新たな価値創造”を行なうのが本講座の主たる狙いである。
 不二製油はこれまで、油脂、製菓・製パン素材、大豆たん白事業をグローバルに展開し、また近年では画期的な業務用の大豆製品、豆乳クリーム「濃久里夢(こくりーむ)」や低脂肪豆乳「美味投入(びみとうにゅう)」を開発してきた。同社の強みである商品開発力と食品工業化のノウハウに、京都大学がもつ基礎研究や最先端技術を掛け合わせることで、さらなる大豆製品の広がりが期待されている。

【問い合わせ】不二製油(株) IR・広報部 TEL:06-6459-0701