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第14回辻静雄食文化賞 受賞作・受賞者決定 PR
2023.05.29
公益財団法人辻静雄食文化財団が主催する「辻静雄食文化賞」は、食分野の教育と研究に生涯を捧げた辻調グループの創設者 辻静雄の志を受け継ぎ、2010年に創設。この度、「第14回辻静雄食文化賞」の受賞作品・受賞者が決定しました。本賞は、我が国の食文化の幅広い領域に注目し、よりよい「食」を目指して目覚しい活躍をし、新しい世界を築き上げた作品、もしくは個人・団体の活動を対象に選考し、これに賞を贈るもの。また特別部門として専門技術者賞を設け、調理や製菓等の現場で活躍する技術者を顕彰している。
<第14回 辻静雄食文化賞>
■『古くて新しい 日本の伝統食品』 陸田 幸枝/著、大橋 弘/写真
柴田書店/刊
<贈賞理由>
モノとして存在するだけでは失われてしまう伝統食品の数々を言語化し、写真とともに再現可能な形で伝えたことは、大きな文化的意義を持つ。時間をかけた取材だけが可能にした記録を集大成した本書は、伝統食の百科事典とも呼べるもので、高く評価できる。

<第14回 辻静雄食文化賞 専門技術者賞>
■谷口 英司 (たにぐち えいじ)
Cuisine régionale L'évo (キュイジーヌ・レジョナル・レヴォ)オーナーシェフ
<贈賞理由>
ガストロノミーレストランが地方からさらに僻地へと移動する傾向が世界的に認められる中で、谷口シェフは、高度な技術を持つ料理人が自然の中に分け入り、その環境を学ぶことによって、料理の表現が大きく開花することを示して見せた。「レヴォ」は、土地と高い技術力を掛け合わせることで、その場所に新たな価値を生み出すガストロノミーレストランの先駆的事例といえる。

『古くて新しい 日本の伝統食品』
https://www.shibatashoten.co.jp/detail.php?cid=18&bid=00635800

Cuisine régionale L'évo (キュイジーヌ・レジョナル・レヴォ)
https://levo.toyama.jp/restaurant/
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