調理用語集
車海老・車蝦
【クルマエヒ,クルマエビ】
エビの種類はとても多く、日本近海で確認されているものだけをみても、約200種類もの数になる。
エビは歩行類と遊泳類に分かれる。水底を歩くのに適したタイプのものと、縦にやや平たい体型で水中を泳ぐのに適したタイプのものである。
歩行類はさらにイセエビ族とザリガニ族に、遊泳類はクルマエビ族、コエビ族、オトヒメエビ族などに分かれる。
コエビ族の中には「アマエビ」の名で知られるホッコクアカエビや、通称「シマエビ」と呼ばれる大型のモロトゲアカエビが属するタラバエビ科が含まれる。クルマエビは水中に卵を生み落とすが、コエビ族は産卵時期になるとメスが卵を抱いているのを容易に目にできる。
2003年のエビ輸入量は26万t。国内生産を合算すると年間約2万5000t(うちクルマエビは2000t)で、世界一の消費大国である。
